明日は別の日

のんびりと、マイペースでブログを書いて来ましたら、結構長く続いています。元気出して行きまっしょ、というタイトルから、一新するつもりで。

ジャンボクラブ

   先週は忙しかった。突然のお客様があり、水曜日には、毎月恒例の松竹座に母のお供で出かけた。木曜日は疲れが出て一日中ごろごろして過ごし、金曜日には母と有馬のジャンボクラブに行った。  ジャンボクラブというのは、会員制のリゾートクラブで、全国に施設があるが、私達は家から近い有馬以外には、ほとんど利用したことがない。  昔、父がまだ健在だった頃、若い女性のセールスマンがやってきて、父はジャンボクラブの会員権を買った。温泉の好きな父と、時々値段の安い旅館を探して小旅行をしていた頃、下呂温泉にあるジャンボクラブに行ったことがあった。駅から20分も歩いてたどり着いたジャンボに温泉がなかったように記憶している。その翌日は、父母が新婚旅行に選んだ山中温泉の宿屋に行った。その宿屋は今はもう閉館していて、山中温泉事態も寂れている。  下呂温泉なら、水明舘のお湯が良かったという父に、ジャンボに行こうと誘ったのは私だ。夏の炎天下に、たどり着いた宿に温泉がないというのは、父に取ってショックだったに違いない。     以来、有馬のジャンボには、一度も行こうとはしなかった。ジャンボクラブ有馬も温泉はない。有馬は赤湯でないと温泉ではないと主張する父のことだから、ラジウム温泉しかない宿屋も認めないし、ましてや、温泉のない有馬ジャンボクラブはもってのほかだった 従って、私達が有馬のジャンボを利用し始めたのは、父が亡くなってからということになる。行けば、気持ちが良いから、月に一度は来たいわね、と言うのだが、実際には年に一度くらいしか利用して来なかった。母も年を取り、以前のように何度もお風呂に入ることが出来なくなった。せいぜい、夕食の前に一度、翌朝の朝食前に入るくらいだ。       温泉はないが、ラジウムの鉱石を入れた小さな湯船があって、そこは39度から40度くらいなので、長い間、腰湯をして座っていることが出来る。他に入ってくる人もほとんどなく、専用風呂のように、いつも利用出来るのがいい。  温泉はないかわりに、お食事は豪華で、味も良い。こんなにない方が良いね、と贅沢な文句を言いながらいただく。会員は一度に何日まで連泊することが出来る、という規程があるが、こんな料理を毎日出されては、すぐに飽きてしまうだろう。食堂には、ほとんどが家族ばかり、私の前には、娘さん夫婦とお母さんらしき人の3人組で、お婿さんは外国人だった。その向うの席には、外国人の男性2人を招待して4人組の男性達がいた。 こういう組み合わせを見たのは初めてだった。日本人ばかりの会員製のクラブで、規模も小さく、夫婦、家族連れ、単身者、と行った光景だった。国際化が随分進んでいるのだ、と改めて思った。元気な人達は、「金の湯」や、太閤の湯など、外湯に行っているのだろう。以前には、私達も、近くにある「太閤の湯」で赤湯に入りに行っていた。「太閤の湯」は階段が多いので、母にはもう無理だ。   「月に一度は来たいわね。」母はまた、いつもと同じ事を言いながら、美味しそうに食事を楽しんでいた。本当に、これからは月に一度は、母を連れて来ようと思う。