明日は別の日

のんびりと、マイペースでブログを書いて来ましたら、結構長く続いています。元気出して行きまっしょ、というタイトルから、一新するつもりで。

黒木瞳の「取り立て屋お春」と、「上かんや」

  

3月の松竹座は、黒木瞳主演の「取りたて屋お春」というお芝居を上演中です。

 黒木瞳のフアンだという人を誘って、観に行きました。

 どたばた喜劇のようで、私は、あまり面白くなくて、寝てしまったりしていましたが、フアンは有りがたいものです。

 黒木瞳が舞台に出ている間、オペラグラスを離さないで、表情の細かい所まで、目をさらのようにして、追っかけをやってました。

 架橋に入ってくると、だんだん面白くもなってきた所もあって、仕出しに、劇の中に入って行けたのですが。

作品には、伝えたい事があって、このお芝居では、大石内蔵助と力の親子が出て来て、親の内蔵助は、息子の元服に、吉原に連れて行きます。

力は、目的の為に、ただ潔く死ぬことだけを考えていたいと思っているのですが、

花魁に化けた、黒木瞳演じる、お春に、臆病だから、女を避けるのだ、と言われます。 人間の生活は、思うようにならない。もやもやぎくしゃく、右往左往しながら、不安の中で、悩みながら生きて行くことに、ふるまず、勇気を持って生きてくことが出来ないから、何が起こるか、それを受け入れる勇気がないのだ、と。

 大石内蔵助は、主君の為に、吉良を打つことばかり考えていかねばならないが、心は様々な不安に満ちている。面白おかしく、好きなように生きている人間を見れば、ああいう人生が送れたら、どれほど良いか、と羨ましく思う。

敵方の吉良にしても、思いは、自分と同じではないだろうか。花を見れば美しいと思い、幸せに生きることを夢見てもいるだろう。型にはまって、ぎくしゃくと、融通の利かない人生のむなしさよ、などと悩みはつきない。

 羨ましがられる、男の決めぜりふは、「死ぬまで、生き続けますや。」で何事にも、執着心がない。あるとすれば、ご都合主義で、だまし、だまされ、あっけらかんとしている。

 人間、生きているうちが花、花も実もある人生を送ろうと、悩み、もがきながら生きて行く。それでええんとちゃうの?それが人生というもの。

 

 最後に、黒木瞳の挨拶があって、東北関東地震について、メッセージがあった。

募金箱への義援金を、福島、宮城、岩手県に、必ず届けます。

ずっと大阪にいて、東京にはいませんけれど、元気で、活気のあるお芝居を精一杯勤めることで、被災地の皆様に、エールを送らせていただきます。

黒木瞳のフアンは、感極まって、泣いておられます。階下に置かれた、募金箱に、義援金を。

劇中、何度も徳利にお酒が出て来て、旨そうだな、飲みたいな、と思ってたので、

法善寺横町になる、「上かん屋」という飲み屋さんに行きました。

カウンターも、二階の座敷も、金曜日とあって、満席でしたが、10分待ってもらったら、と言われて、待つこと10分、きっちりと、カウンター席が空いて。

 居酒屋のことを、昔は「上かん屋 」と言った そうでござります。

 賀茂鶴 のぬる燗が、五臓六腑に染み渡る。

この店の、自慢の「白おから」は、優しい味です。何でも、安くて、美味しい。

 カツオの良いのが入っています、と言うので、カツオの造りを。若竹とニシンの煮物も美味しかった。

 値段が安くて、お酒も料理も次から次に注文して、美味しいものを食べられ、旨酒を飲める、この平凡な幸せに優るものはないなあ、と被災地の皆さんに申し訳ないけれど、有り難く楽しませていただきました。

 私達が、元気で、活気があって、幸せでいることで、被災地の皆さんを、応援し、元気になってもらえるのですから。経済を活性化させることが復興への活力になります。

 

 宝塚市でも、新品の衣類と新品の電化製品を集めてくれるようになって、昨日は、出かける前に、段ボールに入れた衣類を二箱と紙袋2つに詰めて、持って行きました。

 買ったままで、裾上げしていないパンタロンとか、値札をつけたままの洋服、毛糸の防寒着など。

寒がりの父が、暖かい下着を見つけては、買い込んでいたので、随分沢山、人にあげたのですが、まだ、20枚ほど出て来ました。男ものの靴下、女性用の下着なども。 

 こちらは整理が出来て助かるし、被災地では、重宝していただけるだろうし、一挙両得です。

 法善寺さんの横で、三人のお坊さんが、震災募金の箱を持って、お経を唱えていました。

素晴らしい声です。 亡くなられた方の弔いと被災された人々の救済祈願を、お経をあげて祈念しておられます。500円玉しか、小さいお金がなくて、それを入れさせてもらいました。

 募金をしながら、私も遊ぶ、食べるをやっていくことにしました。

萎縮は良くない。これから先、生活が不安になるから、と言って、節約志向が働いて、萎縮するのは、いけません。被災地の人達のことを思うなら、自分なりに、出来ることして、気持ちよく、自分も楽しむことで、みんなが、元気になれるのではないでしょうか。