明日は別の日

のんびりと、マイペースでブログを書いて来ましたら、結構長く続いています。元気出して行きまっしょ、というタイトルから、一新するつもりで。

    

母は、いつまでたっても母であることを忘れない。

子供のことは、いつも心配でたまらない。

お金があるかどうかと。体は大丈夫だろうか。

しっかりと食べてるかどうか。

よく眠れるかどうか。

疲れていないか。寂しくはないのか。

世話をしてもらえる人が傍にいるだろうか。

着るものはあるのだろうか。

母は、いつも心配している。

施設の窓から、通る人がいるたびに、

笑顔で手を振るうちに、

幾人かの人たちは、通る度に、

母が座っている窓辺を見ながら

歩いき、母の姿を見ると、

笑顔で手を振ってくれるように

なった。

男の人も、犬を散歩する夫人も

学校から帰って来る子供たちも

母は、いつも笑っている。

施設で働いている人たちは、

母の笑顔に癒されるという。

母にはかなわない。

母の心は、あまりにも大きい愛で

一杯で、有り余るほどで、はち切れそうだ。

誰にでも、持てるもののすべてを

あげたくて、タンスの中を探す

おかしいわね少しは、お金があったはずなのに

お金がないと、自分の衣服を選び出す

これ持って、帰ったらいいわ

持っていった食べ物を、母は食べないで

包み、これ美味しいから、持って帰って

食べてね。という。

お母さんに食べて欲しくて、

持ってきたのよ、というと、

母は笑って、「あら、そうなの。」

と嬉しそうに言う。

そして、私が気づかないうちに、

そっと、私のバッグに入れている。

いつものように、単純な繰り返し。

愛と愛との交換の繰り返し

私は、母を思うと、心が張り裂けそうになる。

心は、母で一杯になる。

母は、自分から、人に話しかけることはない

母はいつも笑っている。

謙虚で、偉ぶった所が全くない

我儘を言わない

辛抱強く、「痛くない?」と聞くと、いつも

「いいえ、どこも痛くないわよ。」

心臓の不整脈が激しい時も、顔がチアノーゼに

なっている時も、

相当の熱があるときにも、

「「いいえ、大丈夫。どこもしんどくないわ。」

その母が

「ここでそのうちに、死んでしまうわ」と言う

死んだら、なにもかもおしまい。

母の体にしがみついて、

いつまでも生きてね。と念願する

「そうだといいけど、そのうちに、死んでしまうと

思う。仕方がないわ。」

母の頬は柔らかくて、気持ちが良い