明日は別の日

のんびりと、マイペースでブログを書いて来ましたら、結構長く続いています。元気出して行きまっしょ、というタイトルから、一新するつもりで。

イタリアンワイン

  

   

     

  阪神デパートの8階で、イタリアワイン600種の試飲販売を開催中だった。

西梅田の美容院に行った帰りに、ポスターに惹かれてふらっとデパートに入ると

そこもワイン売り場。店員さんが、8階は5時ごろから混むので早く行った方が

いいですよ、というので、エスカレーターで8階にあがると、イタリアン食堂と、

イタリアの美味しい食材や、アイスに、生ハム、チーズなど、美味しそうなものばかり。

ワインを試飲して、少し酔い始めると、今度は食事とワインを買って、テーブルで立ち食い。どれも美味しいし、500円のグラスワインをお替りして、いろんな食べ物の味見。

 酔うと、甘いものが欲しくて、クレープにジェラードを乗せたものを買って、テーブルに帰ってきたら、席が空いていないので、一人でいる夫人の所に同席させてもらった。

帽子を深くかぶって、イタリアビールと何かおつまみを食べている。

 自然、話をするようになった。

 

私は酔っているようには、見えないらしいが、お酒が入ると、話がはずむ。

 彼女は、家に帰りたくない。定年後のご主人と、今は二人暮らし。

行動の束縛はやめて、主婦は卒業させてもらうと宣言したとか。

 サラリーマンが、家に直行したくなくて、その辺でちょっと一杯というのに似ている。

 選手交代というわけだが、年金暮らしなので、そう贅沢は出来ないので、ささやかな

不良現象で、自由の味を楽しんでいるといった感じ。

 私が一人だというと、ため息交じりに、羨ましい、と。

一人は一人で、そんなに羨ましがられるほども幸せでもないのだけれど。

 イタリアワインの中で、私はシシリアのものが美味しかった。

シシリアに行ってみたいなあ。

ゴッドファーザーの故郷。アルパチーノ扮するマイケルが、暗黒街から抜け出て、まともな世界に生きたいという希望を捨てずに、家族の為に階段を上りつめるのだけど、

 上に行くほど、悪がはびこっていることを思い知らされる。

政治は悪。財界がそれを牛耳っている。最高庁のローマ法王庁も。

 マイケルは、愛する家族も権力も失い、シシリアの田舎で、太陽を浴びて、一人枯れて死んで行く。

 

 ニューシネマパラダイスの、トトの故郷もシシリア 

 故郷は遠きにありて思うもの。帰ってきてはだめだと、親友のアルフレード

に言われて、ローマに旅立つトトは、悲しみと孤独を糧にして、映画界に君臨する存在にまで出世するけれど、幸せではなかった。亡霊と化したシシリアの故郷を再び後にして、ローマに。元の生活の中で、渡されたアルフレードの形見のテープを流す。

 恋の情熱に燃えるキスシーンのつぎはぎ。幼いトトが、見たかったシーンの数々。

教会の禁止でカットされたフィルム。

 禁止や規則があるから、それをなんとかごまかして、悪知恵を働かせて、そこを侵犯すする歓びを味わう。想像力が働く。ワクワクドキドキ、スリルを味わって、生きている実感を抱く。トトはその感動を、子供の頃よりもずっと深く味わっている。

シシリアの豊穣なワインは、渇いた土地に育まれる。