玉三郎の舞踊公演が、二月の
博多座であるので、チケットを買っていました。
博多座は初めてなのです。
飛行機で行こうかと思っていたのですが、おとなび、というのが、2泊三日の西日本ののぞみまで乗り放題のチケットがあることを知って、JRで行くことにしました。
せっかくだから、友人を誘ったら、
玉三郎は興味ないけれど、旅に付き合ってもらえるというので、二人旅になりました。
どこでも乗り降り自由だというので、広島に立ち寄って、広島焼きを食べようということで、
広島焼きを食べるためだけに、広島に下車。お好み焼きの美味しい店を、駅にいたボランティアの女性に聞くと、「麗ちゃん」という店だが、いつも並んで待っているから、とのこと。

行ってみて入れなかったら、教えてもらった別のビルに行くことにて、駅ビルの2階にある、お好み焼き屋がならんでいるレストラン街に。
12時ぎりぎり。やはりその店だけ、行列が出来ていたけれ度、中広そうなので、待ってみることに。
先に注文を聞いて焼いているので、食べれば出て行く客ばかりだから、席には早く座れました。
しばらく待って、麗ちゃん、の一番人気だという
スペシャルが運ばれてボリュームがすごいので、多すぎると思ったのだけど、美味しくて、ペロっと平らげてしまった。

確かに人気店だけだあって、美味しい。値段は1280円だった。
たことえびがたっぷり入って、豚が乗って、もやしもたっぷり。くせになる味。
一時間早く、広島から乗れたので、途中、小倉で降りて、
門司港に。
門司港は、随分前に行った時とは様変わりして、すっかり観光地になってしまったいて、
雰囲気が違って見えた。

お雛祭りのイベント中で、お雛様や雛飾りをたっぷり見せてもらったで、翌日行くはずだった下関の、長府にはいく必要がなくなった。

跳ね橋が上がる時間に出くわしたので、それも見ることが出来た。

お昼のお好み焼きで、何も食べられない。
一時間ほど歩いて、
門司港から小倉をへて、博多に。
門司港の駅がレトロで素敵だった。

博多は、駅から歩けて、
博多座にも歩いて行ける場所を探して、温泉もついている、ドーミーイン博多
祇園に予約していた。
二人なので、ツインを予約。二人で食事なしの20000円だけど、
ヤフークーポンを使って、5000円引き。
朝食が名物なので、1200円の朝食は、見てから決めようということで保留。
部屋でコーヒーとアイスクリームで休んで、私は
博多座に。
友人は部屋でテレビを見て待っているという。劇場は中州の商店街を通って
ホテルから10分程度。雨が降っていた。
博多座に行くと、私が思っていた時間よりも遅くて、舞台がはねるのは9時頃。
それまで夕食を待ってもらうのは忍びないなあ、と思って電話したら、気にしないでという。
博多座の劇場は、扉がクラシックで席も座りやすいし、席の前が広くて、贅沢に作らてている。
私の席は前から3列目の真ん中。よく見える一等席。

最初は、「
船弁慶」
能楽風に作られた、歌舞伎のオリジナル。
獅童の弁慶、児太郎の
義経、
玉三郎の静、で、静の動での舞と声の抑揚の美しさで、魅了的な
玉三郎の豪華な能衣装に美しさが際立つ舞台。
弁慶と
義経が船に乗り込むと、海が荒れ狂い、平家の智盛の怨霊(
玉三郎)に立ち向かう。
玉三郎は美しい静と、恐ろしい鬼と化した智盛の二役。
1時間以上の舞台を楽しませてもらった。
二番目は、
獅童と児太郎の二人だけで、
玉三郎は出ない。残念。
最後が、二人藤娘。
玉三郎と児太郎。
二人藤娘は、
菊之助との舞台では、一時間以上だけど、今回は25分。
玉三郎の裾の動きが少し以前とは違うのが気になった。
動きは児太郎よりはずっと自然で動きが少なくなっていても、可愛さがあって、さすが。

でも、児太郎も上手くなっている。児太郎は、
福助の息子で、
歌右衛門を継ぐと言っていた
福助が病から復帰していないのが心配される。
玉三郎は、児太郎を育てることに力を入れているのがわかる。
将来、
歌右衛門を襲名することになるのではないかと思われる。
歌右衛門を受け継いで、
玉三郎だけしかできない、阿古屋。を、児太郎に受け継いでもらおうと思っているのではないかと思う。
福助の弟である
橋之助が
芝翫の名籍を継ぐ。
歌右衛門を
福助が継げないなら、望みは息子の児太郎に。踊りが上手くなって、児太郎に3舞台を演じさせている、
玉三郎の思いがわかるよう。